火災保険の営業は詐欺!?リフォームで損をしないためには
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カテゴリー:コラム
火災保険の営業で、「実質0円でリフォームできます」などと言われたことはありませんか?
その内容としては、火災保険をリフォーム代にあてて、負担0で修理をするというものです。
実は、この営業は詐欺である可能性があります。
こうしたトラブルで損をしないために、知っておきたい情報をまとめました。
目次
□火災保険でリフォームはできる?
そもそも、火災保険を使ってリフォームすることはできるのでしょうか。
できるケース、できないケース
火災保険を使うことができるのは、「自然災害によって破損した箇所を元に戻す」場合のみです。
したがって、今の住宅の価値を上げるようなリフォームには使えないのです。
もし考えているリフォームが、家の増築や設備のグレードアップであれば、それは保険の適用範囲外となります。
鑑定人が判断した場合のみ
では、災害によって壊れたかどうかはどうやって判断されるのでしょうか。
これは、火災保険を申請したときに調査をする、鑑定人の方が判断します。
そのため、適用対象となるのは、「自然災害で被害を受けた場所」であり、かつ「鑑定人が被害を受けたと判断した場所」のみとなります。

□悪徳業者の手口
では、この仕組みから悪徳業者はどのように詐欺をするのでしょうか?
火災保険対象外の箇所もリフォームを勧める
「火災保険を使えば実質0円」という売り文句で、リフォームを勧めてきます。
しかし、リフォームしてみたら実際は火災保険がおりなかったというケースがあります。
このように、保険が適用されないのにもかかわらず、不要な箇所をリフォームしようとする業者が見られます。
特に、室内や設備に関することで、火災保険を口実にする業者は注意すべきです。
火災保険が適用されにくい場所とは
火災保険は、大雨や雷など自然災害の被害に対して補償する仕組みです。
そのため、自然災害の影響を受けないような場所についてリフォームを勧めてくる業者は詐欺の可能性があります。
例えば、室内の壁や床は、雨風とは関係ないので保険が適用されにくい場所です。
また、外壁も屋根に守られる場合が多く、保険が適用されにくいので、注意してください。
□まとめ
保険金はいざというときに頼りになるものですが、使えるケースというのは決まっています。
そうであるのにもかかわらず、保険が適用されないようなリフォームを勧めてくる業者も残念ながら存在します。
そういう業者に引っかからないためには、保険に関する知識を持っておくことが大切です。